当院の一般皮膚科について

当院、みずき皮膚科クリニックの一般皮膚科では、
蕁麻疹をはじめとした様々な皮膚症状の診療に対応しております。

一般皮膚科の対象となる皮膚症状の例

  • 蕁麻疹
  • 粉瘤
    皮膚腫瘍
  • 巻き爪
    陥入爪
  • 乾癬
  • アトピー性皮膚炎
    湿疹
  • ニキビ
  • いぼ
    水いぼ
  • うおのめ
    たこ
  • 水虫
    たむし
  • 白斑
  • 帯状疱疹
    口唇ヘルペス
  • かぶれ
    虫刺され
  • 円形脱毛症
  • やけど
    日焼け

巻き爪・陥入爪や粉瘤の小外科手術、炭酸ガスレーザーによるいぼの除去等も行なっているため、
皮膚症状に関するお悩みは何でもお気軽にご相談ください。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は、お肌にミミズ腫れのような盛り上がりができ、痒みやチクチクした痛みなどの症状がみられます。
症状が1ヶ月に治まるものを急性蕁麻疹、それ以上の長い期間症状が続くものを慢性蕁麻疹と呼びます。

蕁麻疹の発症につながる主な要素

  • 食べ物
  • 細菌感染
  • 運動発汗
  • 精神的ストレス
  • 薬剤など

治療法

蕁麻疹は自然に治まることもあります。症状が強い場合には、抗ヒスタミン剤の内服や注射薬で治療をいたします。

粉瘤(ふんりゅう)・皮膚腫瘍(ひふしゅよう)

粉瘤・皮膚腫瘍とは、毛穴の下に小さな袋が形成され、その中に皮脂や老廃物が溜まる良性腫瘍のことです。
粉瘤・皮膚腫瘍をそのまま放置していても自然治癒に至ることはなく、徐々にシコリが大きくなるケースが多くみられます。
また、炎症や化膿を引き起こした場合、痛みを伴います。

治療法

大きい粉瘤や感染を繰り返している場合には、手術での切除をおすすめいたします。
「これって粉瘤かな?」と思った方は、なるべく早く当院の一般皮膚科までご相談ください。

巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)

巻き爪は爪が湾曲し皮膚に食い込んでいる状態のことで足の親指に多く見られます。
巻き爪部分が皮膚に食い込んで痛みや炎症を起こした状態を陥入爪といいます。
陥入爪になると歩行できない程の痛みを伴うため、悪化する前に適切な処置が必要です。

治療法

巻き爪・陥入爪で細菌感染が見られる場合、抗生物質の内服、外用剤で治療します。
軽度であればテーピング法、上谷より部分抜爪処置を行います。

乾癬(かんせん)

乾癬とは、皮膚が赤く盛り上がった部分に厚みのあるかさぶたが形成され、それがフケのようにポロポロ剥がれ落ちる慢性の皮膚疾患のことです。
乾癬の痒みは個人差があり、あまり痒くならない人もいれば、強い痒みが伴う人もいます。
また、かさぶたの大きさや形も様々で、人によって発症する部分も異なります。

乾癬が発症する原因は特定されていません。遺伝的要因にストレスや肥満、感染症などの環境的要因が加わることで、乾癬が発症する可能性があると考えられています。

治療法

乾癬の治療は、症状に応じてステロイド外用薬やビタミンD3外用薬での外用薬での外用、内服、光線療法などで治療を行います。
症状や重症度が日常生活に及ぼす影響を考えながら、医師が最良の治療法を提案します。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは皮のバリア機能が低下し、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったり繰り返す病気のことです。

治療法

スキンケア、薬物療法、悪化要因の対策が基本となります。
当院では全身照射が可能なナローバンドUVBも管理しています。
重症アトピーの場合、内服や注射製剤が適用となります。

ニキビ

皮脂の過剰分泌によって毛穴が詰まり、出口が炎症をおこし、おでこ・頬・口周り・下顎などにできる小さな隆起した発疹のことです。
お肌の新陳代謝が滞っている場合、角質が厚みを増して毛穴が詰まりやすくなり、ニキビや炎症を引き起こします。
ニキビを放置したまま炎症を長引かせてしまうと、ニキビを治療した後もニキビ痕が残る場合があります。

治療法

ニキビの主な治療は薬物療法です。
患者さまの状態に応じて、塗り薬、抗生物質の服用、医薬部外品の使用などから適切な治療を選択します。

いぼ・水いぼ

ウイルスや体質によって、皮膚の一部が小さく突起したものの総称を
いぼと呼びます。
いぼができる原因は主に2種類あります。

いぼの主な原因

  • 首いぼや老化など体質によってできるもの
  • ヒトパピローマウイルスなどのウイルス感染によってできたもの

子どもによく見られる水いぼは、ウイルス感染が原因とされます。

治療法

ウィルス性のいぼは、液体窒素やブレオマイシン注射、炭酸ガスレーザーなどで治療が可能です。
首いぼや顔にできた老化性のいぼは、炭酸ガスレーザーで治療を行います。

うおのめ・たこ

うおのめ・たこは、足の特定の部分に圧力が加わり続けることで、皮膚が厚みを増して硬くなっている状態を指します。
うおのめは盛り上がった部分に芯のようなものがあり、歩行時に圧が加わると痛みを伴います。
たこの場合、うおのめのような芯は見られません。

治療法

うおのめ・たこの治療では、メスや専用のハサミなどを用いて、硬くなった部分を除去するケースが多いです。
状態によっては、スピール膏や軟膏を使って患部を柔らかくし、後日処置を行うこともあります。
再発予防として、靴のサイズや履き方を見直すことも大切です。
例えば、うおのめ・たこができやすい部分にスポンジやシリコンゲルを貼る、ソールを入れるなどの対策があります。

水虫・たむし

水虫・たむしは、何れも真菌というカビの一種の白癬菌によって発症する病気です。
白癬菌が足に寄生した場合は水虫、その他の場所に寄生した場合はたむしと呼びます。
また、陰部に白癬菌が寄生した状態をいんきんたむしと呼びます。
足の爪に白癬菌が寄生した場合は爪白癬と呼ばれます。
痒みはなく、爪が白っぽくなる、厚くなる、もろくなるなどの症状が見られます。

治療法

水虫・たむしの第一の治療として、カビを殺すための外用抗真菌薬を使用します。

白斑(はくはん)

白斑とは、皮膚の色が抜け落ち、白色の斑を呈した状態のことです。
白斑の原因は明確になっておらず、免疫機能の異常が原因のひとつと考えられています。
免疫の異常によってメラノサイトが失われた部分は、症状の進行に伴い白斑が大きくなり、全身へと広がるケースもあります。

治療法

白斑が見られる患者さまに対して、外用剤を使った治療や、エキシマライトを用いた光線療法を行います。
白斑は難治性のため、非常に治りにくい病気とされています。
そのため、根気よく治療を続けていくことが大切です。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

帯状疱疹とは、水ぼうそうのウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)によって起こる皮膚の病気のことです。
主なリスク因子は、加齢(50〜60歳)と細胞性免疫の低下です。
小児期に水ぼうそうのウイルスに感染していた場合、駆逐されることなく体内に持続潜伏します。
大人になって免疫が低下し、水ぼうそうのウイルスが再活性化した場合、水疱・紅斑が体の半分に帯を巻いたような分布で出現します。
帯状疱疹は、神経痛のようなピリピリとした痛みを伴う小水疱が帯状に生じ、一定の神経の支配領域に現れるのが特徴です。
帯状疱疹後神経痛が起こり、長い間痛みが残る場合もあります。
帯状疱疹の発症部位は、頭部から下肢までと幅広いです。
その多くは、片側に見られます。
顔の帯状疱疹の場合、顔面神経麻痺や難聴、めまい、耳鳴りなどが伴う内耳障害が現れるケースもあります。

治療法

帯状疱疹の治療では、抗ウイルス薬の内服による痛みと皮疹の消退をゴールとしています。帯状疱疹後神経痛で痛みが長期的に続いている場合、複数の鎮痛薬を用いた痛みのマネージメントや、麻酔科によるペインコントロールが必要です。

帯状疱疹の症状が見られた場合、早めに皮膚科を受診し、抗ウイルス薬の内服と鎮痛薬を早期に開始することが重要です。また、症状が重い場合や合併症の可能性が高いケースでは、入院加療がおすすめされます。50歳以上の患者さまに対しては、予防接種が推奨されます。

帯状疱疹ワクチン

「ビケン」と「シングリックス」

※ワクチンを初めて受けたい方は適応かどうか、どちらのワクチンを受けるかどうかの診察にお入りいただきます。クリニックが初めての方、もしくは帯状疱疹でかかったことがなくワクチン希望する方など、過去に診察履歴がなく初診扱いに出来る方は自費初診料(3,300円)が発生します。
※保険診療のついでであれば取らない。
※2回目の接種の際は診察不要です。

ビケン 生ワクチン
対象年齢50歳以上
接種回数接種1回のみ
発症予防約50%
帯状疱疹後神経痛の発症予防約30%
1回の料金8,800円
持続期間約5年
シングリックス 不活性化ワクチン
対象年齢18歳以上
接種回数2回必須
発症予防50歳以上で約97%
70歳以上で約90%
帯状疱疹後神経痛の発症予防約88%
1回の料金22,000円
持続期間9年以上
(新薬なので今後伸びていく可能性があります)

予約方法

予約の流れはどちらも同じです。

  1. まず診察に来ていただく
  2. ワクチンの代金をお支払いいただいてから発注致します。
  3. 届き次こちらから連絡差し上げます。その際に予約を取っていただきます。
  4. 予約当日にワクチン用の問診用紙に記入していただき、接種します。

他のワクチンとの接種間隔

どちらもコロナワクチンとは2週間あけます。
どちらも不活性化ワクチンとは間隔制限なし。
(医師が必要と認めた場合には同時に接種可能)

ビケンは他の生ワクチンとは27日あけます。
シングリックスと生ワクチンは間隔制限なし。
(インフルエンザワクチンは不活性化ワクチンです)

シングリックス1回目から2回目は2カ月あける必要があります。
本来はちょうど2カ月くらいが望ましいが6カ月以内であれば大丈夫。
シングリックスのお金は1回分ずつお支払いいただいております。

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスは、ヒトヘルペスウイルスの1型による感染症です。
日本人の成人6〜7割程度が口唇ヘルペスに感染していると言われており、一度感染すると駆逐ができません。
また、口唇ヘルペスの主な感染経路は、両親や家族からと言われています。
ヘルペスウイルスに初感染した場合、症状が出にくいケース(潜在的な感染)が多いです。
初感染の時に症状が出た場合、ヘルペス性歯肉口内炎という高熱を伴う歯肉の腫れ、強い痛みを伴う口内炎の症状を呈します。
いわゆるヘルペスとは、ヘルペスウイルス1型の再活性化に伴う口唇の水疱や、口内炎のことです。
ヘルペスウィルスは神経に潜んでいるケースが多く、口唇のみならず、鼻や目の周りに痛みを伴う水疱で発症する場合があります。
口唇ヘルペスが再活性化した際には、神経を刺激するため、チクチクやムズムズした感覚を感じます。
また、疲労やストレス、紫外線などの多くの要素が再活性化の原因とされています。

治療法

口唇ヘルペスの治療では、抗ウイルス薬の内服と外用を検討します。
ただし、内服と外用薬を一度に処方することはできません。
まずは内服薬を5日分しっかり内服して、ヘルペスの治療を目指します。

かぶれ

かぶれ(接触皮膚炎)は、皮膚に触れると炎症・湿疹が起こる症状のうち、外的刺激の原因が判明しているものを指します。
かぶれの主な原因としては、おむつの着用による炎症、貼り薬に含まれる成分、毛虫の毒針毛などが挙げられます。

治療法

かぶれの治療では、まず皮膚に付着した原因物質を完全に除去します。
ステロイド外用剤を用いて治療を行いますが、強い痒みが見られる場合、
抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を使用するケースもあります。

虫刺され

虫に刺された部分は、腫れや痒み、痛み、シコリ、水膨れなどの様々な症状が見られます。
免疫力が低い乳幼児の場合、虫刺されによる腫れが大きくなるケースもあります。
患部を掻きむしってしまった場合、皮膚が硬くなる痒疹になったり、痒みが広がってひび割れを起こしたりするため、早めに皮膚科を受診することが大切です。

治療法

虫に刺された場合、まずは流水で患部をよく洗うことが基本的な応急処置です。
その後、患部に虫の針などが残っていないかを観察します。
注意しなければならないのが、異物を見つけても指で触れたり、無理に取り除いたりしてはいけないことです。
セロハンテープを軽く患部に当てて、優しく剥がしても取り除くことができない場合、それ以上は触らないで皮膚科を受診しましょう。

皮膚科では、ステロイド外用剤を外用した治療を行い、患部に強い腫れや痒みが見られる場合は抗アレルギー薬も併用します。
また、細菌感染を併発している場合は抗生剤も使用します。

円形脱毛症

円形脱毛症とは、円形や楕円形の脱毛斑が突然現れる自己免疫疾患のことです。主に、成長期の毛包をリンパ球が攻撃することで起こります。
円形脱毛症は、毛が徐々に抜け落ちるだけではなく、急激に部分的に脱毛してしまうのが特徴です。
脱毛斑の症状は、10円玉程度の大きさから、頭部全体に広がったもの、眉毛やまつ毛、体毛まで及んだものまで様々です。
患部に再び毛が生えるようにするためには、リンパ球の攻撃を抑える必要があります。
脱毛斑の範囲が小さい場合、自然と回復することがあります。
広範囲に脱毛している場合、自然に回復まで数年かかるケースもあります。
脱毛している状態が数年続いている場合でも、毛包の大元の細胞(幹細胞)が残っているため、治療によって毛が再び生えてきます。

治療法

円形脱毛症の治療法は、脱毛を開始した期間と面積などに応じて異なります。

内服薬・外用薬

脱毛部分の炎症を取り除いて発毛を促進する場合、ステロイド外用薬の注射を行うのが一般的です。
症状が急速に進行している場合、ステロイドの内服を検討することもあります。
症状に応じて、局所の免疫機能に働きかける凍結療法や紫外線療法を選択するケースもあります。
円形脱毛症には自然治癒するものもありますが、難治性で再発性のものもあります。
脱毛の範囲や症状の進行度合い・勢いによって治療法は異なり、長期的な治療が必要になることが多いです。

内服薬・外用薬

液体窒素を用いた円形脱毛症の治療では、マイナス200度のスプレーを患部に当て、頭皮に刺激を与えていきます。
液体窒素で炎症を起こすことによって、局所の免疫機能へ働きかけ、発毛を促します。

やけど

医学専門用語で熱傷と呼ばれるやけどは、高熱の物質が皮膚や粘膜に一定時間以上接して起こった外傷を指します。
やけどは、熱湯や炎などの高温に触れた際に起こりますが、40〜55度程度のものに長時間触れて起こる低温やけどもあります。

やけどの分類

やけどした直後は、皮膚の発赤(赤み)や腫れが現れ、ダメージの深さに応じて1度、2度、3度に分けられます。

1度熱傷・やけどをした部分が赤くなっている。
・水疱はできず、やけど痕が残る心配もない。
2度熱傷・発赤して水疱や潰瘍が見られる。
・やけどのダメージが浅い場合、色素沈着として残り、深い場合は傷跡が残る。
3度熱傷・やけどをした部分のほとんどが壊死している。
・皮膚移植による治療が必要。

やけどをした部分から細菌感染を合併している場合や、糖尿病などの基礎疾患をもっている場合、治癒までに時間がかかったり跡が残ったりすることがあります。
やけどの応急処置で最も大切なのが、すぐに冷やすことです。
熱湯や油でやけどした場合でも、すぐに水道水で患部を冷やしてください。
患部を冷やすことでやけどの進行を止められるため、流水やアイスノンなどで冷やしながら、なるべく早めに皮膚科を受診しましょう。

治療法

1度熱傷の場合、ステロイド外用剤を数日間塗布します。
水疱や潰瘍が見られる2度熱傷の場合、感染予防や潰瘍を修復するための軟膏、ステロイド外用剤を患部に数日間塗布します。
やけどが深い、もしくは広範囲にわたるケースでは、1〜2週間程度の通院と治療が必要です。
3度熱傷の場合は入院が必要となり、皮膚移植などの外科手術を行います。その際、皮膚移植などの手術に対応可能な病院を紹介いたします。

日焼け

日焼けは、強い紫外線を浴び続けたときに、お肌に現れる軽いやけどの症状(発赤や水疱)を指します。
日焼けの原因は、UVB(紫外線B波)による表皮の損傷です。
日中の紫外線によるダメージでお肌が赤くなった場合、早めに患部を冷やして皮膚科を受診することをおすすめします。

治療法

日焼けの治療では、水疱や痒み、痛みなどの症状に応じて
ステロイド剤・消炎鎮痛剤・抗アレルギー薬などの内服薬を処方します。
お肌が赤く腫れた場合、ステロイド外用剤を用いて皮膚のダメージを軽減します。

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