ジュベルック・レニスナとは
ジュベルックとレニスナとは、コラーゲンブースター(スキンブースター)製剤で、肌のハリ・ツヤの改善を促すための注入治療です。
PDLLA(ポリ乳酸)と非架橋ヒアルロン酸が含まれており、これらの成分がコラーゲン生成を促進します。
PDLLAは、トウモロコシ、ジャガイモ、サトウキビなどのでんぷんから抽出され、生体適合性が高く、1~2年かけて体内で自然に分解されます。
体内で分解される過程において、コラーゲン生成を促進することから、肌質改善や小ジワ対策、毛穴の縮小などに期待できる治療法です。
ジュベルック・レニスナはこんな方におすすめ
ジュベルック・レニスナは、それぞれ下記のようなお悩みをお持ちの方におすすめの治療です。
ジュベルックがおすすめの方
- 肌のハリや弾力を取り戻したい方
- 目元や口元の細かいシワが気になる方
- 毛穴を引き締めたい方
- ニキビ跡を目立たなくしたい方
- くすみを改善し、明るい肌色を目指したい方
- 目の下などのデリケートな部分に使用したい方
レニスナがおすすめの方
- ほうれい線やマリオネットラインが気になる方
- 頬がこけてきたと感じる方
- おでこやこめかみの凹みが気になる方
- 深いシワを目立たなくしたい方
- 施術の持続効果を長く保ちたい方
- 深部の皮膚組織にアプローチしたい方
ジュベルックとレニスナは、それぞれの特性を活かして、さまざまなお肌の悩みに対応することができます。
施術を受ける際には、自分の肌の状態や悩みに合わせて、最適な製剤を選ぶことが重要です。
ジュベルック・レニスナの違い
ジュベルックとレニスナは、粒子径と反応性が異なるため、使用目的が異なります。
アプローチに適した皮膚の深さ
ジュベルックとレニスナは、PDLLAと非架橋ヒアルロン酸が含まれた薬剤の濃度と、粒子の大きさに差があります。
これにより、皮膚のどの程度の深さにアプローチできるのかが異なります。
PDLLA / 非架橋ヒアルロン酸 | 粒子径 | |
ジュベルック | 42.5mg / 7.5mg | 24㎛ |
レニスナ | 170mg / 30mg | 51㎛ |
ジュベルックは、皮膚の浅い部分にある真皮層にアプローチし、過度な反応を引き起こさず、適度にコラーゲン生成を促進します。
薬剤の濃度が高いレニスナは、皮膚のさらに深い部分にある真皮下から皮下組織までアプローチが可能です。
治療に適している症状
アプローチ可能な皮膚の深さが異なるため、治療に適している症状にも違いがあります。
ジュベルックは、主に肌質改善や小ジワ、毛穴縮小、肌再生、トーンアップを目的として用いられます。
顔全体に注入できるため、皮膚が薄い目の下などにも適用可能です。
一方でレニスナは、主にほうれい線やマリオネットライン、頬のたるみ、おでこ、こめかみなどの部位に使用され、ボリューム改善に適しています。
真皮直下の皮下組織に注入するため、シコリができるリスクを抑えながらボリュームアップを図ります。
効果の持続期間
効果の持続期間については、個人差があります。
ジュベルック注入後、一般的な効果の持続期間は約12〜16ヶ月程度です。
レニスナの場合、18〜24ヶ月とより長く効果が持続する傾向にあります。
ジュベルックとレニスナはいずれも、1回の施術で治療が完了するわけではありません。
最初は、1ヶ月おきに3回のペースで施術を受けていただき、その後、6〜12ヶ月に1回のペースが推奨されています。
ジュベルック・レニスナの施術の流れ
①カウンセリング
カウンセリングでは、患者さまのお肌の悩みや期待する効果について、詳しく話し合います。
ジュベルックとレニスナのどちらが適しているかを判断し、具体的な施術の流れやリスク、副作用、料金などを丁寧にご説明します。
②ジュベルック・レニスナの注入
施術前には、まず麻酔クリームを塗布します。
その後、カウンセリングで決定した施術部位に対して、ジュベルックまたはレニスナを注入する流れです。
麻酔クリームで痛みを緩和しますが、チクッとした軽い痛みを感じる場合もあります。
ジュベルックの場合は真皮内に、レニスナの場合は皮下組織に対して均一に注入していきます。
ジュベルックとレニスナの施術時間の目安は、約30分程度です。
患者さまの症状や部位に応じて、施術時間は異なります。
③アフターケア
ジュベルックとレニスナの副作用はほとんどありません。
稀に、施術部位に腫れ、赤み、むくみ、硬結などが見られるケースがありますが、1週間程度で落ち着く傾向にあります。
施術後、シャワー浴はその日にしていただけますが、洗顔、入浴、メイクは翌日から可能となります。
症例
ジュベルック3ccの1回の経過
レニスナ6cc 1ヶ月後経過
料金表はこちらからご確認ください。