ボトックス注射とは

ボトックス注射の特徴

ボトックス注射は主に顔（目尻、額、眉間、エラ、顎 など）に使用されるものというイメージが強いですが、脇に使用することも可能です。

顔周りには表情筋が多くあり、各パーツが動くことで自然とシワができます。
ボトックス注射を利用することで、表情筋の緊張が緩和され、皮膚の表面にできたシワが目立たなくなっていきます。

また、エラのはりが気になる場合は、ボトックス注射を行うことではりの原因である咬筋を小さくできる可能性があります。
継続的にボトックス注射を行なっていれば咬筋の発達を抑制できるため、エラのはりが目立たない状態を維持しやすいです。

脇の場合はシワではなく、発汗量を減少させる目的でボトックス注射が用いられます。
わきがやわき多汗症による臭いや汗染みを防止できる可能性があり、特に汗をかきやすい季節に利用する方が多いです。

ボトックス注射の安全性

当院のボトックス注射では、アラガン社製A型ボツリヌストキシン製剤のみを使用しています。

アラガン社製A型ボツリヌストキシン製剤は、FDA（米国食品医薬品局）と厚生労働省に承認されており、厳しい管理体制で製造されている薬剤です。

アラガン社製A型ボツリヌストキシン製剤の特徴

• 周囲の筋肉に影響しないため、ピンポイントで使用できる
• 5℃以下の環境で温度管理されている
• 持続期間が比較的長い

昨今においては、世界各国の医療施設で広く利用されています。

ボトックス注射の流れ

①カウンセリング・診察

ボトックス注射を受ける際は、まずはじめにスタッフによるカウンセリングが行われた後に、医師による診察を行います。

診察では、施術に関する内容や治療にかかる料金に加え、施術を行う部位にマーキングをします。
不明な点や悩み、気になることがあればカウンセリング・診察の際にお申し付けください。

②ボトックス注射

ボトックス注射は通常麻酔なしで行いますが、痛みに弱い方や不安な方であれば、麻酔テープをご利用いただけます。

麻酔テープを利用する場合は30分ほど待つ必要がありますが、針を刺す痛みは軽減できます。
ただし、薬剤が注入される際のしみるような痛みは少なからず感じます。
施術後にアイシングをご希望される場合は、15分程度アイシングさせていただきます。

③お会計

ボトックス注射を打った部位は止血を行い、マーキングを消して施術完了となります。

支度が整いましたら、受付にてお会計をお願いします。

ボトックス注射の基本情報

施術時間	・ボトックス注射のみ：10分程度 ・麻酔テープ利用：30分程度
治療間隔	・3ヶ月～半年に1回
メイク	・施術当日はポイントメイクのみ ・ファンデーションやフェイスパウダーは不可
ボトックス注射が受けられない方	・妊娠、授乳中の方 ・妊娠予定の方 ・神経筋疾患がある方 ・全身に筋肉の疾患がある方 ・アレルギーがある方 ・アミノグリコシド系抗生物質を服用している方 ・精神安定剤を服用している方 ・カルシウム拮抗剤を服用している方
リスク・副作用	・稀に内出血や紅斑、注射痕が残る ・稀に注射した箇所から感染症を引き起こす ・筋肉の発達程度によっては変化が出にくい ・額に注射した場合、眉が吊り上がることがある

※ボトックス注射は、体質は症状によって個人差があるため、カウンセリング・診察の際にスタッフや医師にご相談ください。