ヒアルロン酸とボルニューマの相乗効果!たるみ・小顔を叶える組み合わせ治療の紹介

年齢とともに気になる、たるみやフェイスラインのゆるみ。
そんな悩みに応えてくれるのが、美容医療の定番ともいえるヒアルロン酸注射と、近年人気の高まっているボルニューマです。
どちらの施術も、異なるアプローチでリフトアップや若返りを叶えられる可能性があります。
そして組み合わせることで、より立体的で自然な仕上がりに近づけます。
この記事では、ヒアルロン酸・ボルニューマそれぞれの特徴と効果、さらに相乗効果を引き出す施術順序や注意点について紹介。
理想のフェイスラインとたるみケアを叶えるためのヒントが、きっと見つかるはずです。
ヒアルロン酸注射の基礎知識

年齢を重ねるごとに気になる、頬のくぼみや目元のたるみ、フェイスラインのぼやけ。こうしたお悩みにアプローチできる注入治療として、長年支持され続けているのがヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸の基本的な働きや体内での役割、注入によって得られる美容効果についてお伝えします。
美容目的でのヒアルロン酸の仕組み
ヒアルロン酸は体内に元々存在するムコ多糖類の一種で、特に皮膚や関節、眼球などに多く含まれています。
1gで数Lもの水分を保持できる高い保水力が特徴です。
この水分を保持する力によって、肌の潤いや弾力、ハリを保つ重要な役割を担っています。
注入されたヒアルロン酸は周囲の組織から水分を引き出してボリュームを生み出し、皮膚の内側から持ち上げることで、シワや凹みを改善します。
ヒアルロン酸注射で得られる効果
ヒアルロン酸注射はシワやたるみの改善だけでなく、顔の輪郭補正や立体感の演出など、多方面での美容効果が期待できます。
効果の種類 | 内容・特徴 |
---|---|
シワの改善 | 目元・口元・額などの浅いシワから深いほうれい線まで、自然にふっくらと持ち上げる |
ボリュームアップ | 頬やこめかみなど、加齢によってくぼんだ部位にハリを与える |
輪郭の形成・補正 | 顎・フェイスライン・鼻筋などに注入することで、立体感のある顔立ちを演出する |
肌質の改善 | ヒアルロン酸の保水力により、肌の内側からうるおいを補い、キメの整ったなめらかな肌へ導く |
リフトアップ効果 | 頬やフェイスラインを支えることで、軽度なたるみを引き上げる補助的な効果が得られる |
注入する部位や目的によって得られる効果は異なり、悩みに応じて幅広く活用されています。
ヒアルロン酸注射の持続期間とダウンタイム
ヒアルロン酸注射の効果の持続期間とダウンタイムは、使用するヒアルロン酸の種類、注入量、注入部位、そして個人の体質や代謝によって異なります。
持続期間
ヒアルロン酸の持続期間は、使用する製剤の種類や注入する部位、個人の代謝によって変化が出ます。
一般的には6ヶ月〜12ヶ月程度が目安とされており、比較的持続性の高い製剤では1年半以上効果が持続する可能性もあります。
皮膚の薄い目元まわりや、筋肉を動かす機会の多い唇など繊細な部位にはやわらかめの製剤が用いられるため、比較的早く吸収されやすい傾向です。
一方、顎やフェイスラインなど形をしっかり保ちたい部位には、硬めで長持ちしやすいタイプが選ばれることが多く、より長期間の効果が期待できます。
ヒアルロン酸は体内に吸収されていく性質があるため、定期的なメンテナンス注入を行うことで、仕上がりを長くキープしやすくなります。
ダウンタイム
ヒアルロン酸注射は、メスを使わない施術であるため、ダウンタイムは比較的短いのが特徴です。多くの場合、施術直後から日常生活に戻ることが可能です。
しかし、以下のような症状が現れることがあります。
- 赤み・腫れ
- 内出血
- 痛み
- むくみ
- 違和感
多くは数日で解消しますが、万が一症状が長引く場合は施術を受けたクリニックで相談してください。
ボルニューマの基礎知識

ボルニューマ(VOLNEWMER)は、高周波と呼ばれる電磁波を肌に照射して、たるみやしわの改善、小顔効果などが得られる美容施術です。
肌の表面を傷つけることなく、真皮や脂肪層に熱エネルギーを届け、肌の内側からハリや弾力を引き出してくれます。
ボルニューマの仕組み
一般的に、ボルニューマは6.78MHzという高い周波数のラジオ波(RF)を用います。
この高周波を皮膚に照射すると、照射チップと電気の流れを受け止める対極板の間に電気が流れ、体内の分子同士が摩擦して真皮層と脂肪層に熱が発生する仕組みです。
これにより、コラーゲン繊維が収縮し、同時に線維芽細胞が活性化して新たなコラーゲンやエラスチンが生成され、たるみを根本から引き締め、肌の弾力やハリが高まります。
また、ボルニューマには部位ごとの専用カートリッジや冷却・振動機能があり、施術時の痛みや熱感を極力抑える工夫がされています。
部位ごとに適切なチップを使い分けることで、顔全体から細かい目元までピッタリ密着し、均一に熱を届けられるのも特徴です。
ボルニューマで得られる効果
ボルニューマは、針やメスを使用せずに肌の深層部へじんわりと熱を届けることで、リフトアップやたるみ改善、肌質の向上などの効果が期待できる施術です。
効果の種類 | 内容・特徴 |
---|---|
リフトアップ・小顔効果 | コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、フェイスラインや頬がスッキリと引き締まり、小顔効果も期待できる |
肌のハリ・弾力アップ | 熱刺激の作用で線維芽細胞が活性化し、肌のうるおいや弾力がアップする |
たるみ改善 | 高周波(RF)の熱エネルギーで真皮と脂肪層を引き締め、たるみを根本的に改善する |
肌質改善 | 毛穴の引き締めやキメの向上、全体の肌質改善にも波及効果が見込める |
適切なカートリッジを用いれば、頬やフェイスラインだけでなく目元や口元、首元などの細かな部位にも施術できます。
皮膚表面を傷つけず深部まで熱が届くため、ナチュラルなボリューム感を出しやすいのも魅力だといえるでしょう。
ボルニューマの持続期間とダウンタイム
ボルニューマの持続期間やダウンタイムは、個人の肌の状態や照射パワー、ショット数、施術部位、回数によって異なりますが、一般的な目安をお伝えします。
持続期間
ボルニューマによる効果は、施術後すぐに軽い引き締め感を感じられることが多く、本格的な変化は2週間から1ヶ月ほどかけて徐々に現れます。
コラーゲンなどの生成が活発になり、効果のピークは施術後1〜3ヶ月程度経った頃に迎えるのが一般的です。
また、一般的に1回の施術でも3〜6ヶ月程度は効果が持続し、ハリやリフトアップ効果を維持できます。
ただし、持続期間には個人差があり、年齢や生活習慣、もともとの肌の状態などによって変わる点に注意が必要です。
継続して施術を受けていくと、肌質そのものが改善され、次の施術でより効果が持続しやすくなる傾向もあります。
3〜6ヶ月ごとに施術を受けるのがおすすめですが、より高い効果を求める場合やイベント前は、担当医と相談して適切な施術スケジュールを決めましょう。
ダウンタイム
ボルニューマは非侵襲的な高周波治療であり、切開や皮膚表面への強い刺激がないため、ダウンタイムが非常に短いのが特徴です。
しかし、以下のような症状が出現する場合もあります。
- 赤みや腫れ
- ほてり
- ピリピリ感
- むくみ
施術当日や翌日に軽度の赤みや腫れ、ほてり、ピリピリ感、一時的なむくみが生じる場合もありますが、通常は数時間から数日以内に自然と治るケースがほとんどです。
人によっては、ごく軽い皮膚の熱感やしびれが起きたり、まれに小さなやけどや水疱が生じたりする可能性もあります。適切なアフターケアを行うことで回復するでしょう。
ダウンタイムを長引かせないためにしっかりとケアを行い、異変があればクリニックに相談してください。
ヒアルロン酸注射とボルニューマの併用で得られる効果

ヒアルロン酸注射とボルニューマは、それぞれ異なるアプローチで肌の老化やたるみに対処する美容施術です。
この2つを組み合わせることで、引き締めとボリュームアップが同時に叶い、肌の立体感やハリが増して自然で若々しい仕上がりを実現できる可能性が高まります。
加齢に伴う複合的な肌悩みに多角的にアプローチできるため、バランスのよい治療ができるのが魅力です。
併用によって期待できる相乗効果の具体的な内容をお伝えします。
たるみ改善
ボルニューマは高周波の熱エネルギーにより、肌の真皮層や脂肪層の線維芽細胞を活性化し、新たなコラーゲンとエラスチンの生成を促進します。この過程で皮膚の繊維構造が制限され、肌全体の引き締めとリフトアップの実現が期待できます。
一方、ヒアルロン酸注射は肌のへこんだ部分やボリュームロスを直接補う施術です。
ボルニューマで肌の土台を引き上げ、ヒアルロン酸で直接的にふっくら感を与えてハリが出ることで、肌がなめらかに整い、よりナチュラルで若々しい印象を与えられます。
このことから、ヒアルロン酸注射とボルニューマの組み合わせは、複雑なたるみの症状に対して、根本からバランスよくアプローチできる施術だといえるでしょう。
肌のボリュームアップ
ヒアルロン酸注射とボルニューマを併用することで、それぞれの施術の不足している部分を補い合い、肌のボリュームアップ効果を得られる可能性が高まります。
まず、ヒアルロン酸注射は、頬やこめかみ、フェイスラインなどの加齢によるへこみやボリュームダウンした部分にジェル状の薬剤を注入し、内側からふっくらとした立体感を与えます。
一方、ボルニューマは高周波の熱エネルギーを真皮層や脂肪層に届け、コラーゲンやエラスチンの新生を促進する施術です。
皮膚の繊維ネットワークが引き締まって肌にハリと弾力が生まれ、肌全体が内側から引き締まります。
ボルニューマで引き締まった肌の土台の上に、ヒアルロン酸で必要な部分にボリュームを補うことができるため、立体感があり、ふっくらとした印象に仕上がります。
また、ヒアルロン酸の保水力によって、肌の内側からうるおいやツヤがアップして、より健康的な美肌になる効果が期待できるのも大きな魅力です。
肌質改善
ボルニューマによる高周波の熱は、真皮層の線維芽細胞を刺激して、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
それにより、キメが整ってうるおいと透明感が出てくるため、たるみだけでなく肌質の改善も期待できます。
薬剤の種類にもよりますが、ヒアルロン酸注射も、もともと肌の中にあるヒアルロン酸と融合し、肌のうるおいをアップして乾燥や小じわ、ハリ・ツヤ不足などを改善する効果が期待できる施術です。
2つの施術の異なるアプローチにより、より効果的に肌質を改善できる可能性が高まるでしょう。
同時施術は可能?
ボルニューマとヒアルロン酸注射は、基本的に併用可能な施術ですが、同時施術については慎重に判断することが大切です。
ボルニューマは高周波による熱エネルギーを用いるため、注入したヒアルロン酸の一部に熱影響が及ぶ可能性があります。
それにより、ヒアルロン酸の形状への影響や持続的なリスクも考えられます。ボルニューマの施術後、数日から1週間程度の間隔をあけてからヒアルロン酸注射を行う場合が多いでしょう。
逆に、ヒアルロン酸注射を先に行ってからボルニューマの施術を行う場合は、1ヶ月程度間隔をあける必要があります。
施術の順序や間隔は、肌の状態や目的に応じて、医師とよく相談しながら調整することが大切です。
ヒアルロン酸注射とボルニューマそれぞれの費用

ヒアルロン酸注射とボルニューマは、それぞれ単独でも効果的な美容医療ですが、その費用は使用する製剤の種類や注入量、ショット数、施術部位、そしてクリニックの方針などによって大きく異なります。
ヒアルロン酸注射の費用
ヒアルロン酸注射の費用は、一般的に1本(約1cc)あたり10,000〜100,000円程度が目安です。
涙袋や唇のように繊細な部位では高品質な製剤が使われ、費用がやや高くなる傾向があります。
また頬や顎など、ボリュームが必要な部位では複数本使うこともあり、10万円以上になるケースもあります。
施術効果の持続期間や使用製剤の種類によっても価格に差があるため、費用だけでなく技術力やアフターケア体制も含めて比較検討することが大切です。
ボルニューマの費用
ボルニューマの費用は、一般的に全顔で60,000〜100,000円程度が目安です。
地域やクリニックによっては、40,000円台のキャンペーンを行っていることもあります。また、首や目元追加、総ショット数、他の施術との併用などによって、130,000〜170,000円程度になるケースも多いです。
複数回コースの割引やモニター価格設定なども増えているため、効果の持続や施術回数を踏まえて、長期的な費用計画を立てるのがよいでしょう。
ヒアルロン酸注射と同様、費用だけでなく施術実績やアフターケアなども比較するのがおすすめです。
まとめ
ヒアルロン酸とボルニューマは、それぞれ異なる特性を持ちながらも、併用することでより自然で立体感のある若々しさを引き出すことができます。
シワやたるみ、フェイスラインのゆるみが気になる方にとって、両者をバランスよく活用する治療は、理想の印象へと近づく心強い選択肢です。
みずき皮膚科クリニックでは、ヒアルロン酸注射とボルニューマの両方に対応しており、患者様一人ひとりの肌状態やお悩みに応じたご提案を行っています。
初めての方でも相談しやすい雰囲気と、自然な仕上がりにこだわった丁寧な施術が魅力です。
まずは気軽にカウンセリングを受けて、ご自身にとって無理のない美容医療の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。