ヒアルロン酸注射はいつから効く?効果を実感するまでの流れとポイント

美しい肌の若い女性

ヒアルロン酸注射は、シワやたるみの改善、フェイスラインのボリュームアップなど、年齢とともに気になる悩みに人気の美容施術です。

「施術後いつから自然な仕上がりになるのか」「腫れやむくみはどれくらいで落ち着くのか」と事前に知っておきたいと感じる方も多いのではないでしょうか。

効果の現れ方には個人差があるため、施術後の経過や注意点を知っておくことが大切です。

施術を検討中の方が一歩を踏み出せるよう、ヒアルロン酸注射の効果を実感するまでの流れや大切なポイントをご紹介します。

ヒアルロン酸注射の基本知識

ヒアルロン酸をイメージした注射器とバイアル

ヒアルロン酸注射は、シワやたるみを手軽に改善し、肌に自然なハリや若々しさを与える美容施術として幅広い年代に人気です。

初めての方は「どんな特徴があるのか」「効果はどのくらいで感じられるのか」など施術に対して戸惑いや疑問を持つ方もいらっしゃいます。

ヒアルロン酸注射の基本知識や効果の現れ方、施術後の注意点について紹介します。

ヒアルロン酸注射の仕組み

ヒアルロン酸注射とは、ヒアルロン酸を皮膚の真皮層に直接注入することで、肌のシワやたるみの改善、ボリュームアップを目指す美容施術の一つです。

ヒアルロン酸は1グラムで約6リットルもの水分を保持する能力を持ち、肌のハリを維持する効果があります。

体内にも自然に存在する成分です。

注射に使用されるヒアルロン酸は体内で徐々に吸収されます。

しばらくの間スキンケアの延長として高い保湿力を発揮したり、ボリュームアップ効果を作り出します。

ボリュームアップに関しては施術後すぐに効果を実感しやすいことも、ヒアルロン酸ならではの特徴と言えるでしょう。

注入可能な部位と目的

ヒアルロン酸注射は、多くの部位に適用できる点で汎用性に優れています。

具体的には、ほうれい線やゴルゴラインなど顔のシワやくぼみの改善、唇のボリューム増加、鼻筋やアゴの輪郭形成、小顔効果を狙ったフェイスラインの整形などが含まれます。

ほうれい線のような深いシワに対しては、注入直後からその改善効果を確認することができる場合が多く、老けた印象を和らげるのに役立ちます。

また、他の外科的な施術に比べて施術時間が短いため、忙しい方にも好評です。

ヒアルロン酸注射は近年シワやたるみの部分的な補正だけでなく、顔全体のバランスを意識した「リフトポイント法」が主流となりつつあります。

名前の通り顔の4〜8カ所に少量ずつ注入し、たるみを引き上げると同時に、自然で立体感のある若々しい印象へと導く方法です。

筋肉や骨のボリュームダウンを、外科的アプローチを使用せずに補うことができます

劇的な変化よりも、以前の自分の骨格に戻りたいという方におすすめの方法です。

局所的な注入とともに全体のデザイン力が求められるため、医師の技術やセンスが仕上がりを大きく左右し、信頼できるクリニックでの施術が大切です。

施術のメリットとデメリット

ヒアルロン酸注射のメリットは、メスを使わずに美容効果を得られる点です。

施術後すぐに効果を実感でき、ダウンタイムが比較的短いこともポイントです。

また、体内の自然な成分であるためアレルギーが起こる可能性も比較的少ないとされています。

肌の内側から直接ヒアルロン酸を補充することで、肌のうるおいアップや、シワやたるみを改善する効果もあります。

気になる部位のシワ対策だけでなく肌質自体にも的確にアプローチすることが出来る施術です。

一方で、デメリットとしては、ヒアルロン酸が体内で自然に吸収されるため効果が永久的ではないことが挙げられます。

一般的な持続期間は6ヶ月から2年程度であり、定期的な施術が必要です。

また、値段が製剤や施術部位によって異なるため、継続的なコストの負担が気になる場合もあります。

 ヒアルロン酸注射の効果を実感するまでの流れ

ヒアルロン酸施術後に鏡を見て効果を確かめている女性

ヒアルロン酸注射は、比較的短時間で施術が完了しダウンタイムも少ないことから人気の高い美容施術です。

とはいえ、「実際にはどのくらいで効果が出るの?」「注射後すぐに見た目が変わるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

施術後に効果を実感するまでの一般的な流れについてご紹介します。

施術前のカウンセリング 

ヒアルロン酸注射を受ける前には、まず美容皮膚科でのカウンセリングを受けることが大切です。

カウンセリングでは、施術部位や目的、希望する仕上がりについて医師と相談しながら決めていきます。

特に、ほうれい線の改善や小顔効果といった具体的な悩みを伝えて、適切なプランを一緒に考えていきましょう

うまく伝えられないかもしれないと不安になる場合は、あらかじめ伝えたいことをまとめてメモにしておくこともおすすめです。

またなりたいイメージの写真があると、より具体的に情報を共有することができます。

治療前のカウンセリングは、医師との信頼関係を築く為に必要不可欠な過程です。施術前の不安や希望についてしっかりと話し合い、納得の行く治療へと進みましょう。

ヒアルロン酸注射の事前準備

ヒアルロン酸注射を受ける前には、いくつかの事前準備をしておくことが大切です。

施術前日は十分な睡眠をとり、体調を整えましょう

注入を予定している部位に強い刺激を与えるようなマッサージやピーリングは避け、いつもより入念な保湿を心がけることが大切です。

また過度な飲酒は避けましょう。前日に飲んだアルコールが施術時間まで残っていると処置中の出血量が増える原因となっていまいます。

ヒアルロン酸注射を受ける直前には、スレッドリフトやプロテーゼ挿入などの美容治療は避けましょう。

これらの医療は皮膚に異物を挿入するため、感染や炎症のリスクがあり注射が悪化要因になることもあります。治療の間隔を空けて計画的に行うことが大切です。

施術当日の具体的な流れ

ヒアルロン酸注射の施術当日は、まず施術部位の状態や仕上がりの希望について、医師と最終的な確認を行います。

その後クレンジングや洗顔でメイクや皮脂をしっかりと落とし、注射部位を丁寧に消毒して、感染症を防ぐための準備を行います。

痛みに不安がある方に向けて、多くのクリニックでは麻酔クリームが塗布され、20〜30分ほどかけて皮膚の感覚を鈍らせます。

施術は細い注射針を使用し、目的の部位に少しづつ丁寧に注入していきます。

約5〜10分程度と短時間で終わりますが、顔全体のバランスや肌の状態・左右差に配慮しながら微調整を行うため、医師の経験や技術力が仕上がりに大きく影響する施術です。

施術後は腫れや赤みの有無を確認し、メイクや洗顔、入浴などについての注意点を説明されて終了となります。

施術直後に現れる効果

ヒアルロン酸注射は、他の施術と比べても効果をすぐに実感しやすいのが特徴です。

肌の内側から持ち上げたりたるみを引き上げるため、注入直後からほうれい線の浅さや顔のボリュームアップ、小顔効果などが感じられる可能性があります。

施術後、注入部位に腫れや赤みが見られる場合がありますが、数時間から数日で自然に消失します。

施術直後は周囲の人に「若々しくなった」といった印象を与えやすく、自信を持てるようになる方が多いです。

安定するまでの期間とポイント

ヒアルロン酸注射の効果は施術直後から現れますが、注入部位や個人差によって完全に安定するには2〜4週間程度かかることがあります。

これは、体内でヒアルロン酸が馴染み、腫れや内出血が完全に治るまでの期間に個人差があるためです。

この時期には、効果が一時的に強く見える場合もありますが、馴染むことで自然な仕上がりに落ち着きます。

効果を安定させるためには、施術後のケアが重要です。

患部を強く押したりマッサージしたりする行為は、その部分の変形や不自然な仕上がりの原因になるため避けましょう。

また、注入から1〜2週間はサウナや激しい運動など、血行を促進する行為を控えることが推奨されます。

ヒアルロン酸注射の持続期間

ヒアルロン酸注射の持続期間について説明している女性

ヒアルロン酸注射の効果がどれくらい続くのか気になる方も多いのではないでしょうか。せっかく受けた施術だからこそ、できるだけ長く美しい状態をキープしたいものです。

ヒアルロン酸注射の一般的な持続期間と、効果をできるだけ長持ちさせるために意識したいポイントについてご紹介します。

効果が持続する期間

ヒアルロン酸注射の効果が持続する期間は、通常6ヶ月から2年程度とされていますが、個人差があり、注射の製剤の種類や注入する部位によっても異なります。

たとえば、ほうれい線や目元の小ジワに使用する場合は動きの多い部位であるため、持続期間がやや短い傾向にあります。

一方で、鼻やアゴなど固定された部位では、効果がより長続きしやすい事が特徴です。

継続して注入することで、効果を持続しやすくなる為、どのくらいの持続期間があるのか事前に調べておくと継続注射の計画が立てやすくなります。

製剤タイプや部位による違いがある

ヒアルロン酸注射にはさまざまな製剤があり、それぞれの特性によって6ヶ月〜2年と持続期間が異なります

「ジュビダームビスタボリューマ XC」は硬めで弾力のある製剤で、約2年持続するとされています。

一方で「ジュビダームビスタボルベラXC」はジュビダームシリーズの中でも最も柔らかく皮膚に馴染みやすいという特徴がありますが、持続期間は約9ヶ月〜1年と他の製剤に比べて短くなってしまいます。

みずき皮膚科クリニックで最も使用頻度の高いレスチレン®シリーズは世界90ヶ国以上で使用される、信頼ある美容医療用のヒアルロン酸です。

均一な粒子が安定して注入箇所に留まる事が特徴で、最長18ヶ月持続効果があるとされています。

肌が動きやすい部分には柔らかい製剤が、輪郭形成には密度が高い製剤が使われることが多く、それぞれの適切な選択が結果と効果持続に大きく関わります

ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるコツ

ヒアルロン酸をイメージした液体

ヒアルロン酸注射の効果をできるだけ長く美しく保つには、施術後の日常ケアや生活習慣がとても重要です。

持続性を高めるための具体的なポイントを詳しくお伝えします。

紫外線対策

ヒアルロン酸注射の効果を持続させるためには、日常的な紫外線対策が欠かせません。

紫外線は肌のコラーゲンやヒアルロン酸を分解する原因となり、施術後の効果を早く弱めてしまうことがあります。

外出時は季節を問わず日焼け止めを使用し、帽子や日傘、サングラスで肌を保護することが大切です。

とくに注入直後は肌が敏感になっているため、紫外線ダメージを受けやすく、シミや炎症の原因になる可能性もあります。

バランスの良い食生活

肌本来の弾力を支えるには、ビタミンCや亜鉛、コラーゲンを含む食材が有効です。

加工食品や糖質の摂取を控え、抗酸化食品を積極的にとることで、肌の修復力とヒアルロン酸の持続を助けます

施術部位に負担をかけない

施術後ヒアルロン酸が定着するまでは、強いマッサージや美顔器、激しい運動、熱いお風呂など血行を急激に促す行動は控えましょう

ヒアルロン酸の移動や偏り、吸収が早まるおそれがあります。

規則正しい生活

ヒアルロン酸注射の効果を長持ちさせるには、規則正しい生活リズムを保つことがとても重要です。

毎日同じ時間に起床・就寝し、十分な睡眠をとることで、肌の修復や再生が促進され、ヒアルロン酸の持続性が高まります

また、ストレスをためこまないことも大切です。

ストレスによって分泌されるコルチゾールは肌老化を進行させる原因のひとつとされています。日々のリラックスタイムや趣味、軽い運動などを取り入れて、心身のバランスを整えることが効果的です。

まとめ

ヒアルロン酸注射は、シワやたるみの改善だけでなく、輪郭の形成や肌のハリを高める目的でも多くの方に選ばれている人気の美容治療です。

しかし、その効果をより自然に、長く持続させるためには、施術後の過ごし方や日々の生活習慣、スキンケアへの意識が欠かせません。

紫外線対策、十分な睡眠、栄養バランスの良い食事、そしてストレスをため込まない生活は、ヒアルロン酸の持続性を高める大きな鍵となります。

また、ヒアルロン酸注射は医師の技術力や注入デザインによっても仕上がりに大きな差が生まれるため、信頼できるクリニック選びも非常に重要です。

みずき皮膚科クリニックでは、丁寧なカウンセリングと高い技術で、一人ひとりの悩みや理想に寄り添った美容医療を提供しています。

安心して施術を受けるために、ぜひ専門医による診療を受けてみてはいかがでしょうか。

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