糸リフトは何歳からできる?若いうちから始めるメリットを紹介

「なんだかフェイスラインがたるんでみえる」「肌が全体的に下がってきた」 と感じている方は少なくありません。
糸リフトはメスを使わずにリフトアップできる美容医療として人気ですが、「若いうちから始めると逆効果では?」「早すぎても良くないのでは?」と不安になることもあるのではないでしょうか。
この記事では、糸リフトは何歳から受けられるのか、若いうちから始めるメリットやデメリット、糸リフト受ける際の注意点をわかりやすく解説します。
たるみが気になり始めた方や、初めて美容医療を検討中の方はぜひ参考にしてください。
糸リフトとは?

糸リフトとは、メスを使わずに顔のたるみや輪郭のゆるみを引き上げる美容医療です。
皮膚の下に「コグ(トゲ)」と呼ばれる突起がついた特殊な糸を挿入して、皮膚や筋膜を物理的に持ち上げることで、フェイスラインのリフトアップを図ります。
使用される糸は体内に自然に吸収される「溶ける糸」が主流で、施術後の異物感も少なく、安心して受けられるのが特徴です。
美容医療でよくある切開を伴わないため、メスを使う美容医療よりも手軽に試せるとして人気を集めています。
糸リフトは、他の美容医療よりも傷が目立ちにくく、施術時間も30分〜1時間程度と、時間も短く済みます。
さらに、メスを使用する美容医療よりダウンタイムも少ないため、初めて美容医療を受ける人にも選ばれやすい方法です。
糸リフトは何歳から施術可能?

一般的に、糸リフトは20代後半から施術が可能とされています。
しかし、実際に何歳から施術をうけるかより、「肌の状態」や「肌のたるみの進行度」によって変わってきます。
他にも、「顔の骨格」や「脂肪の付き方」によっても適応かどうかが決まります。
最近では、たるみ予防の目的で20代から糸リフトを取り入れる方も増えており、年齢よりも『必要性』を重視する傾向にあります。
ただし、たるみがほとんど見られない状態で糸リフトを行うと、過剰な引き上げにより不自然な仕上がりになる可能性もあるため注意が必要です。
自分にあった施術内容かどうかを医師に相談し、自分にとって本当に必要なタイミングを見極めましょう。
年齢はあくまでも目安なので、肌状態に合わせて、適切な施術を選択することが重要です。
年齢別に行う糸リフトの特徴と注意点

糸リフトは、年齢によっても適した本数や目的が異なります。
主な目的として、30代はたるみの予防や軽度のたるみを改善することが中心で、40代以降は明確なたるみやほうれい線への対処です。
悩みに応じた施術を行わないと、効果が薄れたり、不自然な仕上がりになる可能性があるため、医師への相談が不可欠です。
20代〜30代前半の特徴と注意点
20代〜30代前半の方は、肌の弾力やコラーゲンが比較的豊富なため、たるみの程度は軽度です。
そのため、糸リフトを行っても効果がわかりにくかったり、持続期間が短めに感じられたりすることもあります。
20代〜30代前半の方は、たるみの解消よりも、将来に向け『たるみを予防する目的』で美容医療を受けるケースが多く、メンテナンスや美容意識の高い人に選ばれる傾向があります。
比較的少ない本数で自然な引き上げが可能なため、ダウンタイムも比較的軽く済む点がメリットです。
一方で、現在のたるみに対して必要以上に引き上げると、不自然な表情やフェイスラインになることもあるため、医師に相談することが大切です。
30代後半~40代の特徴と注意点
30代後半〜40代の年代は、フェイスラインのたるみやほうれい線を感じやすくなり、エイジングサインが少しずつ現れてくる年代です。
糸リフトを行うことで、フェイスラインの引き上げ効果を実感しやすく、見た目の変化にも満足しやすいでしょう。
糸の本数や種類を調整することで、より自然な若返りが期待でき、自分の理想とするフェイスラインが期待できます。
ただし、たるみが進行している場合や肌の状態によっては、糸リフトだけでは充分な引き上げが難しい場合もあります。
その際には、ヒアルロン酸注入や脂肪吸引など、他の施術と組み合わせることが望ましいケースもあります。
顔全体の印象や変化に合わせた美容施術が求められるため、医師と相談のうえ、自分に合ったプランを検討するようにしましょう。
50代~の特徴と注意点
50代以降の方は、フェイスラインの崩れやマリオネットライン、口元のたるみなどが進行していることが多く、糸リフトだけでは十分に効果が出にくい場合があります。
そのため、ヒアルロン酸注入や脂肪吸引、ハイフ(HIFU)など、他の美容医療と組み合わせて、総合的にアプローチすることが推奨されます。
たとえば、糸リフトでリフトアップを行い、ヒアルロン酸でボリュームを補っていく、ハイフで皮膚の深部にアプローチするなど、総合的なエイジングケアが効果的です。
また、皮膚が薄くなっていたり回復力が落ちていたりするため、内出血や腫れがでやすく美容医療後のダウンタイムが長引く可能性もあります。
そのため、無理のない施術計画と丁寧なアフターケアが重要です。
美容施術を受ける場合は、経験豊富な医師に診断してもらい、カウンセリングを受ける必要があります。
若いうちから糸リフトをするメリット・デメリット

若いうちから糸リフトを受ける最大のメリットは、将来のたるみ予防になる点です。
肌にハリがある段階で糸リフトを行うことでハリをキープしやすく、老化の進行を緩やかにできる可能性があります。
その一方で、皮膚への負担や過度な施術による不自然な仕上がり、将来的な施術の選択肢が狭まるといったデメリットがあるのも事実です。
以下でメリットデメリットを詳しく見ていきます。
たるみの予防につながる
20代〜30代前半のうちから糸リフトを取り入れることは、将来的なたるみの予防に有効とされています。
肌のハリや弾力が保たれている若年層のうちに適度に引き上げを行うことで、皮膚や筋膜の緩みを未然に防ぎ、老化の進行を緩やかに抑える効果が期待できます。
また、早期からケアをすることでより長く美しいフェイスラインを維持しやすくなります。
美容医療では「予防的なアプローチ」がとても重要とされています。
糸リフトやハイフを含むメンテナンス施術を習慣化することで、自然な美しさを保つことが見込めるでしょう。
少ない本数で効果を感じやすい
20代〜30代前半は、肌の弾力が高く、たるみが軽度であるため、少ない本数でもリフトアップ効果を感じやすいのが特徴です。
たとえば、2〜4本程度の糸でも、フェイスラインや頬の引き締まりを感じやすいため、施術にかかるコストも比較的抑えられます。
若年層は、糸リフトの本数が少なくてもでも、本来の美しさを自然に引き出せるという利点があります。
人工的な変化を避けたい方や、あくまで『今の美しさを保ちたい』という方に合っている美容施術でしょう。
ダウンタイムを感じにくい
糸リフトはダウンタイムが比較的少ない施術として知られています。
なかでも、20代〜30代前半の若い肌は、代謝が活発で治癒力が高いため、内出血や腫れといったダウンタイムの症状が出にくいケースが多く見られます。
また、ダウンタイムの症状が出ても早期に回復しやすい場合が多いです。
たとえば、糸リフト後に腫れやむくみがあったとしても、数日以内に症状が改善する場合が多く、学校や仕事を長期間休む必要もありません。
また、肌のターンオーバーが整っているため、施術後の肌トラブルも起こりにくいのです。
忙しい日常を送る若年層にとって、「休みを取らなくても良い」「周囲にバレにくい」などの利点があるため、糸リフトに初めて挑戦する人にもおすすめできる美容医療です。
効果の持続期間が短い可能性がある
20代〜30代前半では、もともとたるみが少ない場合もあり、糸リフトでフェイスラインを引き上げても効果を実感しにくく、持続期間が短く感じることがあります。
たとえば、顔の印象を劇的に変えたいと思っている人にとっては、リフトアップの効果が物足りないと感じる可能性があります。
また、肌の弾力が強いために、糸の固定がやや不安定になりやすく、挿入位置によって効果が分散されてしまうこともあるため、注意が必要です。
糸リフトの満足度を高めるためには、信頼できる医師との丁寧なカウンセリングのもとで、たるみの程度や肌質に合った糸の種類、正しい挿入位置を見極めて美容医療を受けることが大切です。
また、必要に応じてハイフやボトックスなどと併用し、長期的な効果を見込んだ施術計画を立てるのが理想的です。
将来的な施術の選択肢が狭まる可能性
安心安全な糸を使用するとはいえ、施術内容によっては皮膚の構造に変化が生じるため、将来他の美容医療を受ける際に制限がかかることがあります。
例えば、レーザー治療をはじめとする熱エネルギーを利用した施術が受けられないことがあります。
これは、熱により糸リフトが変形してしまったり、炎症が起きる可能性があるためです。
また、繰り返し施術を行うことで皮膚が硬くなったり、薄くなってしまうリスクも考えられます。
若いうちから糸リフトを習慣化するのであれば、将来を見据えた長期的な計画やプランを立てることが大切です。
年齢を問わず糸リフトを受ける前にチェックしたいこと

糸リフトは、年齢を問わず人気のある美容施術ですが、施術前には重要なポイントを確認しておく必要があります。
信頼できる医師とクリニックを選ぶことやリスクやダウンタイムの理解、自分にとって適切な本数や費用の目安を把握することです。
重要なポイントを確認してから糸リフトに臨むことで、納得のいく結果が得られるでしょう。
信頼できるクリニックや医師を選ぶ
糸リフトは、施術をする医師の技術によって仕上がりに大きな差が出てきます。
糸の挿入位置や角度、深さなど、細かな技術が仕上がりに直結します。
そのため、実績豊富な医師を選ぶことが非常に重要です。
カウンセリングを丁寧に行い、患者の希望や不安にしっかり向き合ってくれる医師やクリニックかどうかを見極めることも、後悔しないためのポイントです。
施術実例や口コミを確認することはもちろん、実際にカウンセリングを受けて、自分に合った施術方法やリスクの説明をきちんと行ってくれるか、また自分が納得できるかどうかを基準に選びましょう。
美容医療は信頼関係の上に成り立つため、安心して任せられる医師やクリニックを見つけることが成功のカギとなります。
糸リフトで起こるダウンタイムやリスクを調べる
糸リフトは比較的リスクの少ない施術とはいえ、副作用が起こる可能性がゼロとは言い切れず、内出血や腫れなどの『ダウンタイム』が起こる場合もあります。
ダウンタイムは通常、一時的なものですが、体質や術後の過ごし方によっては症状が長引くこともあります。
また、感染症を発症する可能性もあるため、施術前には必ずリスクと副作用について詳しく説明を受け、納得したうえで施術に臨むことが重要です。
リスクを抑えるためには、施術後の過ごし方にも注意が必要なため、施術内容同様、施術後の過ごし方についても、医師からしっかりと説明をうけるようにしましょう。
糸の本数や費用を確認する
糸リフトでは、施術の内容や使用する糸の種類、使用する糸の本数によって費用が大きく異なります。
一般的には、少ない本数であれば負担は軽くなりますが、それにより効果も限定的になるため、自分の希望する仕上がりに見合った施術内容を選ぶことが重要です。
糸リフトは自由診療のため、クリニックによって価格が変動します。
キャンペーンや限定価格の有無も違うため、複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを比較するのがおすすめです。
無理のない予算内で納得のいく施術を受けるためにも、費用の内訳や追加料金、施術後のアフターケア料金の有無までしっかりと確認しましょう。
自分の予算内でできる施術内容を明確にしておくことで、安心して美容医療を受けられるため、カウンセリング時に見積もりをもらって比較検討すると良いでしょう。
よくある糸リフトに対する疑問

糸リフトについては、「何歳から受けられるの?」「高齢でも効果があるの?」といった年齢にまつわる疑問が多く寄せられます。
ここでは、特に関心の高い「10代での施術」と「施術可能な年齢の上限」について解説します。
10代からでもできるの?
糸リフトは10代でも施術可能ですが、クリニックではすすめられないケースがほとんどです。
理由として、10代は肌の弾力が非常に高く、たるみの悩みがほぼないため、糸リフトのようなリフトアップ施術は不要と判断されることが一般的です。
また、無理に引き上げを行うと、顔全体のバランスが崩れたり、不自然な仕上がりになるリスクもあります。
フェイスラインが気になり、どうしても10代で糸リフトを行いたい場合には、まずは医師のカウンセリングを受け、生活習慣やセルフケアの見直しを行うことで改善しないのか、検討することが望ましいでしょう。
何歳までできるの?
糸リフトに明確な年齢制限はなく、多くは年齢よりも「肌の状態」や「健康状態」によって判断されます。
実際、高齢になると、皮膚の弾力や治癒力が落ちている場合が多く、他の施術との併用が必要となることもあります。
たとえば、60代や70代でも肌の弾力や代謝力が保たれていれば、十分に効果を得られる可能性があります。
一方で、皮膚が極端に薄くなっていたり、傷の治癒が遅れていたりする場合には、施術のリスクが高まるため、若年層でも糸リフトを行う上で、慎重な判断が必要です。
他にも、たるみが進行しているケースでは、糸リフト単独では十分なリフト効果が得られず、ハイフやヒアルロン酸施術との併用が検討されることもあります。
年齢にとらわれず、総合的な診断を受けたうえで最適な施術方法を選ぶことが大切です。
まとめ
糸リフトは、年齢問わずに施術が可能です。特に20〜30代では、将来的なたるみの予防として施術を希望するケースもありますが、若年層で明確な悩みがない場合は効果が実感しづらいこともあります。
年齢を考慮することも大切ですが、たるみの状態や肌状態に合わせて、適切な糸の本数や施術方法を選ぶことが重要です。
糸リフトを検討している方は、まず信頼できる医師やクリニックをピックアップして、しっかりとカウンセリングを受けましょう。
みずき皮膚科クリニックでは、一人一人としっかりとカウンセリングを行い、その人にあった美容医療を提供しています。
プライバシーに配慮した完全個室で、普段は相談しづらい肌の悩みも安心して相談できます。
糸リフトを検討中の方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。